浜本です。
私事ですが今週の木曜、金曜はホテルモナークで全国から30名の方が集まり
講演&ワーク的な事をしました。
その中で、僕が最終日に話した内容をブログに書きます。
「人々は、自分に理解できない案は、
そこに内在するリスクに関係なく、”リスクが大きい”と判断し、
理解できる案は、
内在するリスクに関係なく”リスクが小さい”と判断する傾向がある。
このため、経営者は、新しい市場開拓は、
存在しない市場は理解できないため、
逆の事実があったとしても、リスクが大きいと捉えることがある。
同様に、既存事業の延長線上への投資は、
内在するリスクが大きいとしても、
市場ニーズを理解できるために安全だと判断することがある。」
byダニエル・カーネマン
ご存知のように「プロスペクト理論」で有名な、、
行動経済学のドンでもあり、ノーベル賞受賞者のカーネマンの言葉です。
経営者もそうですが、
常に僕たちは「選択」を迫られています。
結局は人生というものは「不確実性の連続」であり、
不確実性を認めた上で(完全なるモノは無いということ)
その中で「より確実性の高いもの」を僕たちは決定しているわけです。
・道順はどうするか?渋滞しているから迂回するか?
・A定食とB定食のどちらを昼食で食べるか?
・洋食にするか和食にするか?
というような「無意識的に行われる日常的選択」から
・数字が悪いこの部門をどうするか?継続すべきか?
・ブッキングが起こった時にどちらを優先させるべきか?
・A案とB案。どちらを選ぶべきか?
というようなビジネスにおける選択もそうです。
とく幹部や役職が上になればなるほど、
そういった選択から逃げることは出来ません。
年をとるにつれ、役職が肩書きがあがるにつれ、
「選択の数や機会」は増大します。
そして「合理的な選択」を迫られます。
運命や未来を決めるような「選択」を。
子供は「親が選択」してくれるので、
己で「選択する」という機会は多くありません。
逆に言えば「親の選択」が「子供をつくる」とも云えますね。
僕たちは「経験という記憶」を都合の良いように解釈します。
たとえば・・・
僕の会社はマーケティングや集客などを請け負っていますが、
多くの経営者は「うちはネットなんてしても意味がない」といいます。
それはその世界が「その人にとって未知」だからです。
自分の生きている世界において「未知なるもの」だからです。
だから仮に紙媒体の有効性が低くなっていいるという事実を知っていても、
「また紙媒体を利用した集客」を行うわけです。
そちらの方が「リスクが小さい」と決め込むのです。
自分に理解できない案は、
そこに内在するリスクに関係なく、”リスクが大きい”と判断する
新しい事や斬新な事が出来ない人はこの傾向が強いです。
会社においては「若手の芽」を摘むような行為になりがちです。
己の狭い経験を基準に「リスク判断」を行うからですね。
既存事業の延長線上への投資は、
内在するリスクが大きいとしても、
市場ニーズを理解できるために安全だと判断することがある
これがさらに怖いところです。
「自分の経験や延長線上のこと」は無意識的に「大丈夫」と判断しますし、
「わかっているつもり」になりがちです。
結局、過去の焼き直ししかできないわけですから、
結果なんて大して変わらないワケですね。
理事会でも報告させていただきましたが、
今年のイリュージョンの予算が過去最高の金額で承認されました。
10回目という事もあり、さらにプレッシャーが・・・
嘘です。
プレッシャーはありません(笑)
色々な問題や課題が山積みです。
事業についてもこれから委員会で揉んで行きます。
前年度の森原委員長の熱い想いも引継ぎつつ。
その中で様々な意見やアイデアも出るでしょう。
そこをどう判断し取捨選択するか・・・
というのが委員長の技量だと思っています。
・狭い世界観や過去の小さな経験だけで捉えないこと。
・思い込みで決めつけず「知ろうとすること」
・判断の基準や理由を明確に説明できる材料を創ること。
言葉にすると簡単ですが、実際には難しいものです。
“無知の知”で有名なソクラテスじゃないですが
「知らない事を知らないから、知っていると思っている」に過ぎません。
本当は知らないくせに、
知らないという事を知らないから、
「知っている」と勘違いしているワケです。
知らいないという事を認識するのが「学び」なわけですから、
砂丘についてもどんどん「知らないこと」を「知ろうとすること」は大切。
砂丘メンバー全員が
「本当は知らないから、知っているつもり」になっているハズです。
僕もそうですし。
そのために意見交換や座談会を中心に来月から本格始動していきます。
委員会としての事業も、
イリュージョンの内容もまだまだ白紙状態です。
今年のメンバーは熱いメンバーが多いので、
あれこれと楽しいことが出来そうな確信があります。
長いな。。。この記事。



